IT導入補助金に対する補正予算
DX改革が進まない3つの理由
少子化による人口減、コロナがもたらしたリモートワークなどを背景に政府が躍起になってDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいますが、世界と比較して日本は大きく遅れをとっています。 構造的な問題は、お上に任せておいて、現場の問題として経験上大きく3つの障壁があります。
1.経営者、組織トップのバイアスの壁
経営トップは、マーケティングなどの売上直結の部門には予算を割きやすいですが、総務や経理、システム部といったコストセンターとなる間接部門には、収益を産まないものという固定概念で蔑ろにしがちです。計数管理の効果を測定することは難しく長期間要するからです。かといって、こういう会社ほど、カイゼンを連呼してコスト削減をもとめます。そうこうしてるうちに茹でガエルになっていきます
2.中間管理者のバイアス
たとえトップが業務改善を推進して、DXを進めても現場管理者のバイアスが大きくかかります。
1つは改善に対するバイアスで、改善を進めて作業量を減らせば、自分のこれまでやってきた方法が否定されます。そうすると首キリ?配置転換?からの不安から、大きな反発となって、(今のやり方でいけてるのに、わざわざお金をかけてなぜシステムをいれる?)となります。
2つ目は、ITリテラシーの習熟度によるバイアスです。 ITに対する知識や経験の未熟さから、改善効果が想像できずにDX投資に懐疑的になります。
3.現場担当者のバイアス
新しい方法やシステムが導入されると、新たにマニュアル作成や手続きを覚えなおさなければならず、面倒な仕事が増えるため、今のやり方で回るなら、わざわざ面倒なことが増えるのはゴメン となります
これらが波状攻撃となって、大きな抵抗が生まれます。
とりわけ、中間管理者の抵抗は凄まじいものがあります。
業務改善やDXを進めるには、大きな覚悟とやり遂げる根気が求められます。
DXへの取組に対する後押しとして、令和3年度の補正予算でIT導入補助金の以下の改正が行われました。改革に取り組もうと考えておられる経営者の方 ご相談お待ちしております
主な点は 以下の通りです
1.インボイス制度導入に向けたIT導入への支援
2.デジタル決済への支援
3.クラウド導入、ハードウェア投資への支援
さらに詳細をお知りなりたい方は こちらへ
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